死ぬ死ぬ詐欺とは

我が子が難病にかかり、その治療費料の名目で同情を誘い募金を募る詐欺。
募金自体が悪いわけではないが、集まったお金は手術費用のほかに

  • 両親の渡米費用
  • 両親の現地滞在費用(滞在中ずっとホテル暮らし)
  • 父親の休業補填(仕事を休むことによる収入の差分)

が含まれていることが多く、これらも集まったお金で捻出される。本来、募金の趣向は「手術費」であり、なぜ両親の滞在費用まで、はてはなぜ仕事をしている父親まで同行し、その休業補填まで集める必要があるのか理解に苦しむ。
その結果、治療にかかわる一切の費用を、親族は「一銭も出さずに」済んでしまうため、一般の病気でこれら滞在費や3割負担分の医療費を払っている人たちと比べ、収益が発生していることとなり、近年一種の「ビジネス」になってきている。
また、手術が成功後も何千万の単位で募金の残が残ることもしばしばある。これらは、「術後の経過で必要になったときのための蓄え」と収集者は報告するが、なかには家を引っ越したり、新築を建てたりする輩が後を絶たない。まともな仕事に就かない親もいたりする。まさに、子供をネタに金を集め(当初は本当に「病気を治したい一心」だったかもしれないが)、得られる額の大きさに目がくらんでしまい、働かずして得た大金で余生も楽しく暮らそうとする、詐欺行為と同じといえる。


最近では、このビジネスの成功から活動を開始する難病患者の親が後を立たないが、自身の募金活動であまった何千万というお金を、新たに出てくる難病患者の親に募金するべきとの声も上がっている。しかし、成功者は皆かたくなに同様の患者への募金を拒んでいる。これゆえ詐欺といえる。



【参考】『google:死ぬ死ぬ詐欺


# 最近特にひどいのは、目標額大幅達成後も「振込口座は残します」として引き続き募金を継続する行為